サイトリニューアルの費用・期間と、やるべき3つの準備解説

この記事で分かること
マーケティングチームの井上です。今回はサイトリニューアルについてのお話です。
おかげ様で最近弊社宛に、サイトリニューアルについてのお問い合わせを頂くことが増えてきました。しかし、ほとんどのご担当者様が、
「サイトをリニューアルしたい、という事だけは決まっているのですが、ITにあまり詳しくなくて、何をどうすればいいのか、進め方がよく分からないのですが。。。」
とおっしゃいます。そこで今回は、WEB担当者様がサイトリニューアルの前に知っておいた方が良い、「費用・期間の目安」と「やるべき3つの準備」についてご紹介します。なるべく難しい言葉は使わず、分かりやすくご説明しますので、リニューアルをお考えのWEB担当者様は、ご参考になさってください。
①サイトリニューアルの費用と期間の目安

まず全てのご担当者様がすぐに知りたいこと、それは、「サイトのリニューアル費用はいくらで、制作期間は何か月かかるの?」ということだと思います。
お気持ちはすごくよく分かるのですが、制作側としては、すぐにお答えするのが難しいご質問になります。詳細が決まっていない状態でこの質問をされても、例えば「家をリフォームしてもらいたいのですが、いくらかかりますか?」と聞かれているようなものです。どのくらいの広さのどんな家をどのようにリフォームするかによって、費用や期間は全然変わってきます。
しかし制作側が、「ページ数は何ページで、どんな内容で、どんなデザインでサイトを作るかを決めて頂かないと、費用や期間は分かりかねます。」と言ってしまっては、全く話が進まなくなってしまいます。そこで、平均的な内容でサイトをリニューアル制作した場合の、ざっくりとした概算費用と期間についてご説明したいと思います。
平均的なサイトリニューアルの内容
- デザインを刷新する。(デザインのクオリティーは松竹梅の「竹」を想定)
- PCとスマートフォンのそれぞれで、画面サイズに合わせた表示をする。
- ユーザーの操作性や回遊性を高め、見やすくて使いやすい構造にする。
- ページの写真やアイコン、文章を見やすく配置。
- ページ内検索、問合せフォームを配置。
- SEO(検索エンジン最適化)対策を考慮した構造に修正。
- 更新が簡単にできるCMS(ワードプレス)で制作。
「平均的な」の定義は、細かく言えばキリがなくなりますので、「すごくカッコいい」「すごくダサい」のどちらでもなく、過半数のユーザーが「見やすくて使いやすいサイトだな」、と感じるレベルのクオリティということで仮定します。
リニューアル費用と期間の目安
ページ数 | 税込概算費用 | 制作期間 |
---|---|---|
30ページ | 100~200万 | 2~3か月 |
50ページ | 165~330万 | 3~4か月 |
100ページ | 275~550万 | 4~5か月 |
上記は、ページのコンテンツはそのまま移行して、デザインとレイアウト修正だけをおこない、複雑なシステム開発が必要ない場合の目安です。
※ページテンプレートの種類数、現サイトの構造、ページの中身の完成度、スマホ対応の度合い、正しいSEO対策設定がされているかどうかによって、金額と期間が増減します。
※ページ追加・内容変更・複雑な機能追加等をする場合は、費用も期間も上記以上になります。
②リニューアル前にやるべき3つの準備

続いて、プロジェクトの立ち上げ前にやっておいて頂いた方が良いことを3つご紹介します。
制作期間の逆算
よく弊社にご相談を頂く、30~100ページのサイトの場合、ご発注から納品まで、「3~5か月」が目安になります。ということは、●月●日までに納品してほしい、という期限が決まっている場合、期限から逆算して、4~6か月前までにご相談を開始して頂く必要があります。ページ数が多いほど、時間がかかりますのでご注意ください。
リニューアルの目的を決める
リニューアルで、どんなことを達成されたいですか?プロジェクトを成功させるために最も重要なことは、関係者全員で「何のためにサイトをリニューアルするのか」というゴールを共有することです。
目的が決まっていないと軸がブレてしまい、チームメンバーそれぞれの作業の方向性が定まらず、適切なストラテジー(戦略)設計もできません。その結果、プロジェクトのバリューを発揮することができず、「せっかくリニューアルしたのに成果が出ない」「費用対効果が低い」ということになりかねません。
よくある目的
- サイトの訪問者数、お客様の数を増やしたい。
- 問合せや資料請求数を増やしたい。
- ユーザーが知りたい情報を、サイト上で見つけやすくしたい。
- ユーザーの操作性や回遊性を高める構造にしたい。
- サイトで●●ができるようにしたい。
- サイトを有効活用してスタッフの業務を効率化したい。
- 自分達で簡単にサイトを更新できるようにしたい。
ここでの注意点は、「自分達はこうしたい」というサイト運営者側の利己的な考えにとらわれてしまって、肝心のユーザーのことを忘れてしまわないようにすることです。想像してみてください。貴社・貴校のサイトはどんなユーザーが使っていますか?そのユーザーは、どういうサイトにすれば「使いやすい」と感じてくれると思いますか?
簡単な例で言うと、女子高生向けのファッションサイトと、中高年向けの生命保険のサイトでは、サイトの作り方がまるで違ってきます。どんなユーザーが使うサイトなのかを具体的にイメージすると、リニューアルの目的を達成するために「何をするべきか」「どうしたらいいのか」が見えてきます。
ぜひ、「どんなユーザーに、どんな価値を提供して、ユーザーに何をしてもらいたいのか」という視座で、リニューアルの目的を考えてみてください。
弊社では、システム開発とサイト制作の専門家として、目的を達成するための具体的な方法をご提案させて頂きますので、まず明確なゴールを定めて頂ければ、チーム全員でゴールに向かって突き進んでいくことができます。
課題のリストアップ
貴社・貴校のサイトではどんな課題があるでしょうか?思いつく限り、サイトの具体的な課題をリストアップしてみてください。どこがどのように痛いのか、どんな症状が出ているのか、が分からないと、医者は正しい診断ができません。弊社では、専門家の視点でコストと成果のバランスを考え、最適なソリューションをご提案させて頂きます。
よくある課題
- デザインが洗練されていない。
- パソコン用の画面しかないので、スマートフォンで見にくい。
- ページがテキストだらけで、ほとんど読んでもらえない。
- サイトの目的が達成できていない。
- パソコン用とスマホ用のページが分かれていて、更新が大変。
- 業者に頼まなければサイトの情報更新ができない。
まずは上記のような具体的な課題をご提示いただき、お客様と弊社で課題を共有するのがプロジェクトの出発点です。弊社は、お客様の課題解決にコミットします。弊社の技術・知識・経験から導き出した最適解と、アーキテクチャー設計(サイト・システムの骨格、作り方)をご提案致しますので、内容や費用感について吟味して頂き、貴社・貴校の課題解決にお役立ていただければ幸いです。
まとめ
平均的なサイトリニューアル費用と期間の目安
ページ数 | 税込概算費用 | 制作期間 |
---|---|---|
30ページ | 100~200万 | 2~3か月 |
50ページ | 165~330万 | 3~4か月 |
100ページ | 275~550万 | 4~5か月 |
リニューアルの前にやるべき3つの準備
- 制作期間の逆算
- リニューアルの目的を決める
- 課題のリストアップ
今回は、サイトリニューアルの前に、WEB担当者様が知っておいた方が良いポイントについてご紹介しました。後日、「リニューアルを成功させるための改修ポイント」についてもご紹介したいと思います。
サイトリニューアルに関するご相談は、こちらからお気軽にお問合せください。
2021年10月25日
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