Webサイトのリニューアル費用の相場と計画の立て方

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WEBマーケター 井上
2021年10月25日
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おかげ様で最近、サイトのリニューアルについてお問い合わせを頂くことが増えてきました。しかし、ほとんどのWeb担当者様が「サイトをリニューアルする事だけは決まっているのですが、何をどうすればいいのかよく分からないのですが。。。」とおっしゃいます。

Webサイトのリニューアルは、ビジネスのオンラインプレゼンスを強化し、ユーザーエクスペリエンスを向上させるために欠かせないプロジェクトです。しかし、その費用がどれくらいかかるのか、どのように計画を立てればいいのかは、多くの企業にとって大きな疑問です。

この記事では、サイトのリニューアル費用の相場と計画の立て方について詳しく解説します。

Webサイトのリニューアル費用相場

サイトのリニューアル費用は、さまざまな要因によって大きく異なります。以下は、一般的な費用相場の目安です。

小規模サイト(個人ブログや小規模ビジネスサイト)

費用相場 20万円~50万円
内容 デザインの刷新、コンテンツの更新、基本的なSEO対策など。

中規模サイト(中小企業サイトやオンラインショップ)

費用相場 50万円~200万円
内容 カスタムデザイン、機能追加(お問い合わせフォーム、ブログ機能、Eコマース機能など)、SEO強化、レスポンシブデザイン対応など。

大規模サイト(大企業のコーポレートサイト、大規模ポータル or Eコマースサイト)

費用相場 200万円~500万円以上
内容 高度なカスタマイズ、複雑な機能(ユーザー認証システム、カスタマーサポートチャットボットなど)、データベース統合、SEO戦略、マーケティングオートメーションなど。

平均的なリニューアル費用感

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Web担当者様がすぐに知りたいこと、それは、「ウチのサイトのリニューアル費用はいくらかかって、制作期間は何か月かかるの?」ということだと思います。

お気持ちはすごく分かるのですが、制作側としては、すぐにお答えするのが難しいご質問です。詳細が決まっていない状態でこの質問をされても、例えば「家をリフォームしてもらいたいのですが、いくらかかりますか?」と聞かれているようなものです。どのくらいの広さのどんな家をどのようにリフォームするかによって、費用や期間は全然変わってきます。

しかし制作会社が「ページ数は何ページで、どんな内容で、どんなデザインでサイトを作るかを決めて頂かないと費用や期間は分かりかねます。」と言ってしまっては、全く話が進まなくなってしまいます。そこで、平均的な内容でサイトをリニューアル制作した場合の、ざっくりとした概算費用と期間についてご説明します。

平均的なサイトリニューアルの内容

  • デザインを刷新する。(デザインのクオリティーは松竹梅の「竹」を想定)
  • PCとスマートフォンのそれぞれで、画面サイズに合わせた表示をする。
  • ユーザーの操作性や回遊性を高め、見やすくて使いやすい構造にする。
  • ページの写真やアイコン、文章を見やすく配置。
  • サイト内検索、問合せフォームを配置。
  • SEO(検索エンジン最適化)対策を考慮した構造に修正。
  • コンテンツの更新が簡単にできるCMS(ワードプレス)で制作。

「平均的な」の定義は、細かく言えばキリがなくなりますので、「すごくカッコいい」「すごくチープ」のどちらでもなく、過半数のユーザーが「見やすくて使いやすいサイトだな」、と感じるレベルのクオリティということで仮定します。

リニューアル費用と期間の目安

ページ数 税込概算費用 制作期間
30ページ 100~200万 2~3か月
50ページ 150~300万 3~4か月
100ページ 300~500万 4~5か月

上記は、ページのコンテンツはそのまま移行して、デザインとレイアウト修正だけをおこない、複雑なプログラムの開発が必要ない場合の目安です。

※ページテンプレートの種類数、現サイトの構造、ページの中身の完成度、スマホ対応の度合い、正しいSEO対策設定がされているかどうかによって、金額と期間が増減します。
※ページ追加・内容変更・複雑な機能追加などが必要な場合は、費用も期間も上記以上になります。

費用と制作期間に影響する主な要因

リニューアルの費用と制作期間は、以下の要因によって変動します。

サイトの規模と複雑さ

ページ数やコンテンツのボリューム、機能の複雑さが費用に直結します。多機能なサイトほど開発コストが増加します。

デザインのカスタマイズ度

テンプレートを使用する場合はコストを抑えられますが、オリジナルデザインを求める場合はデザイナーの時間とスキルに応じて費用が上がります。

技術的要件

最新のWeb技術や特定のプラットフォームへの対応、セキュリティ強化などの技術的要件が費用に影響します。

SEOとマーケティング

SEO対策やデジタルマーケティングの戦略を組み込むことで、リニューアル後のサイトパフォーマンスを最大化できますが、その分費用もかかります。

コンテンツ制作と移行

新しいコンテンツの作成や既存コンテンツの移行作業にもコストがかかります。特に多言語対応が必要な場合は追加の費用が発生します。

リニューアル計画の立て方

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Webサイトのリニューアル計画を立てる際には、以下のステップを参考にしてください。

目標の明確化

リニューアルの目的を明確にし、何を達成したいのかを定義します。プロジェクトを成功させるために最も重要なことは、関係者全員で「何のためにサイトをリニューアルするのか」というゴールを共有することです。これにより、必要な機能やサービスをリストアップできます。

目的が決まっていないと軸がブレてしまい、チームメンバーそれぞれの作業の方向性が定まらず、適切な戦略設計もできません。その結果、プロジェクトのバリューを発揮することができず、「せっかくリニューアルしたのに成果が出ない」「費用対効果が低い」ということになりかねません。

よくある目的

  1. サイトの訪問者数、お客様の数を増やしたい。
  2. 問合せや資料請求数を増やしたい。
  3. ユーザーが知りたい情報を、サイト上で見つけやすくしたい。
  4. ユーザーの操作性や回遊性を高める構造にしたい。
  5. サイトで●●ができるようにしたい。
  6. サイトを有効活用してスタッフの業務を効率化したい。
  7. 自分達で簡単にサイトを更新できるようにしたい。

注意点は、「自分達はこうしたい」というサイト運営側の利己的な考えにとらわれて、肝心のユーザーのことを忘れないことです。貴社・貴学のサイトはどんなユーザーが使っていますか?そのユーザーは、どういうサイトにすれば「使いやすい」と感じてくれますか?

簡単な例で言うと、女子高生向けのファッションサイトと、中高年向けの生命保険のサイトでは、サイトの作り方がまるで違ってきます。どんなユーザーが使うサイトなのかを具体的にイメージすると、リニューアルの目的を達成するために「何をするべきか」「どうしたらいいのか」が見えてきます。

ぜひ、「どんなユーザーに、どんな価値を提供して、ユーザーに何をしてもらいたいのか」という視座で、リニューアルの目的を考えてみてください

現状分析

現在のサイトの状態を評価し、改善点や新たに追加する機能を特定します。これが費用見積もりの基盤となります。貴社・貴学のサイトではどんな課題がありますか?思いつく限り、サイトの具体的な課題をリストアップしてみてください。

よくある課題

  1. デザインが洗練されていない。
  2. パソコン用の画面しかないので、スマートフォンで見にくい。
  3. ページがテキストだらけで、ほとんど読んでもらえない。
  4. サイトの目的が達成できていない。
  5. パソコン用とスマホ用のページが分かれていて、更新が大変。
  6. 業者に頼まなければサイトの情報更新ができない。

どこがどのように痛いのか、どんな症状が出ているのか、が分からないと、医者は正しい診断ができません。まずは上記のような具体的な課題を制作会社と共有するのがプロジェクトの出発点です。

必要な要素のリストアップ

貴社・貴学の目的を達成するため、課題を解決するために必要な要素は何でしょうか?デザイン、機能、コンテンツ、SEO対策、マーケティング戦略など、リニューアルに必要なすべての要素をリストアップします。

優先順位の設定

すべての要素を一度に実現することは難しい場合があります。そのため、優先順位を設定し、段階的にリニューアルを進める計画を立てます。

制作期間の逆算

よく弊社にご相談を頂く、30~100ページのサイトの場合、ご発注から納品まで、「3~5か月」が目安になります。ということは、「●月●日までに納品してほしい」という期限が決まっている場合、から逆算して、4~6か月前までには制作会社に相談する必要があります。ページ数が多いほど、時間がかかりますのでご注意ください。

コスト削減のポイント

予算内で効果的なリニューアルを行うためには、以下のコスト削減ポイントを考慮しましょう。

デザインテンプレートの活用

市販されているデザインテンプレートを使えば、オリジナルデザインを制作するよりコストを抑えられます。

オープンソースの利用

ワードプレスなど、無料または低コストで利用できるオープンソースソフトウェアを活用します。

フェーズ分け

リニューアルをフェーズに分けて進めることで、一度に大きな予算を投入せずに済みます。

インハウスリソースの活用

原稿作成、ロゴや画像の用意など、制作会社に依頼せず、内部でできることもあります。内部リソースを活用すれば、外注費を最小限に抑えられます。

まとめ

Webサイトリニューアルの費用相場は、サイトの規模や要件によって大きく異なります。効果的なリニューアルをおこなうためには、目標の明確化、現状分析、必要な要素のリストアップ、優先順位の設定、制作期間の逆算が重要です。コスト削減のポイントも押さえながら、現実的な予算で成功するリニューアルを目指しましょう。

mmjでは、専門家の視点でコストと成果のバランスを考え、最適なソリューションをご提案させて頂きます。弊社はお客様の課題解決にコミットします。技術・知識・経験から導き出した最適解をご提案しますので、貴社・貴校の課題解決にお役立ていただければ幸いです。

この記事を書いた人

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WEBマーケター 井上

横浜市在住のWEBマーケター。前職は不動産管理会社のWeb担当。お客様の気持ちをつかむコンテンツ設計や集客全般を担う。SEO対策とUI/UXの改善を組み合わせたCV数増加施策が得意分野。

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2021年10月25日

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